日本エコツーリズム協会(JES) 推奨制度 | ||||
グッドエコツアー チェックリスト | ||||
事業者名:森の国エコツーリズム推進協議会 | ||||
ツアー名:滑床渓谷 森の国ネイチャーガイドツアー | ||||
番号 | 楽しく、質の高いツアーを! | 条件 | Check | |
1 | ツアーには、専門的知識を有するガイドが同行します。 | 必須 | ○ | |
自然(花・植物・動物・鳥等)、滑床渓谷の生態系や環境問題、歴史、救急救命法、おもてなし研修(身だしなみやマナー等)などの講習を受けた「森の国 ネイチャーガイド」が同行します。 | ||||
2 | 対象者の興味や体力などに配慮して、ツアーを行っています。 | 必須 | ○ | |
ツアーの最初には必ずガイドが自己紹介し、ツアー参加者のみなさんとコミュニケーションを図ります。経験や興味などについてさりげなくリサーチし、参加者のみなさんの年齢、経験や体力に合った行程を設定します。 | ||||
3 | 参加者の発見、感動、楽しみを引き出す工夫をしています。 | 必須 | ○ | |
五感を使って自然を体験するツアーなので、クイズに答えたり、葉の匂いをかいだり、水の冷たさを感じたり、木に触ったりといった体験が含まれています。参加者が主体的に楽しめる工夫がなされているツアーです。 | ||||
4 | プログラムのテーマあるいはねらいが明確です。 | 必須 | ○ | |
滑床渓谷の自然を体験するのはもちろんのこと、自然の中で心も体も解きほぐされる体験をすることがツアーの最大の目的です。大自然の中で、しばし日常を忘れ、リラックスした時間を過ごしてもらうツアーです。 | ||||
5 | ツアーは、障害者も参加可能な仕組みをとっています(障害の内容やしくみについて具体的にご記入下さい)。 | |||
6 | アンケート等を行い、参加者の意見をツアーに反映しています。 | ○ | ||
ツアーの途中でのコミュニケーションはもちろんのこと、ツアーの最後には、参加者のみなさんに感想などを伺います。ツアーはどうだったか、何がおもしろかったかなど、みなさんの意見を次回のツアーにつなげています。 | ||||
番号 | 参加者が安心できるツアーを! | 条件 | Check | |
7 | ツアー中の事故などをカバーする保険に入っています。 | 必須 | ○ | |
ジェイアイ傷害保険株式会社のレクリエーション保険に加入しています(死亡・後遺傷害500万円、入院保険金日額 5,000円、通院保険日額3,000円)。 | ||||
8 | 救命救急法のトレーニングを受けたガイドが同行します。 | 必須 | ○ | |
ネイチャーガイドは、ガイド研修のひとつとして消防署の普通救急救命の研修を受けています。また、滑床渓谷の自然特性に即した緊急時の対応方法(ハチに刺された場合や蛇に噛まれた場合)についても勉強しています。 | ||||
9 | 事故などへの緊急対応がマニュアル化されています。 | 必須 | ○ | |
緊急時は、まず森の国ホテルに連絡することが徹底されています。また、ネイチャーガイドマップにも、緊急時の対応について記載しています。また、ガイドは、常時トランシーバーとハチの毒吸引器を携帯しています。 | ||||
10 | 天候による予定の変更が準備されており(判断基準の明確化など)、利用者にもその旨が伝えられています。 | ○ | ||
天候不良等による催行最終判断は実施日前日に担当ガイドが判断することとし、その旨を予約時にお客様にお伝えすることとしています。 | ||||
番号 | 資源を守るツアーを! | 条件 | Check | |
11 | 参加者に対して、地域や自然環境への配慮を促す説明等を行っています。 | 必須 | ○ | |
滑床渓谷の代表的な環境問題は鹿の増殖です。鹿の増殖による渓谷の自然への影響は少し歩けばすぐにわかります。滑床渓谷の環境問題を、声高に訴えるのではなく、自然を見ながら感じ・考えてもらうようにしています。 | ||||
12 | フィールドでのゴミの持ち帰り及び排泄物の適切な処理を行っています。 | 必須 | ○ | |
滑床渓谷では敢えてゴミ箱を設置していません。また、時々、ガイドがガイドの傍ら、散策道のゴミを拾っています。強制をすることはないのですが、参加者のみなさんも協力をしてくださることが多く、感謝しています。 | ||||
13 | 資源保全のためのガイドラインを自主的に設定し(もしくは既存のガイドラインを取り入れ)、遵守しています。 | 必須 | ○ | |
渓谷でのマナーや環境保全、そしてツアーを楽しむための“お願い”ということで、いくつかのガイドラインを独自に設定しており、マップに記載しています(ガイドマップを参照してください)。 | ||||
14 | フィールド特性に合わせた人数制限を行っています。 | ○ | ||
渓谷なので、散策道の場所によっては縦一列でしか歩けない箇所があったり、大雨の後は水量が増しガイドの声が聞きづらかったりするため、安全性を考慮して、1グループ10名までとしています。 | ||||
15 | 環境調査(社会調査、自然調査)を行いツアーに反映しています。 | ○ | ||
森の国エコツーリズム推進協議会のメンバーで、年間を通して、山に登っています。散策道や林道の整備、トイレの掃除などの際に、自然環境や環境問題の進行状況などを随時確認し、ツアー内容に反映させています。 | ||||
16 | ツアー参加費の一部が地域や自然の保全資金として使用されています。 | ○ | ||
ツアー参加費2,500円のうち、300円が「滑床の森を守る基金」として寄付されています。今後、ツアー催行に必要なガイドマップの増刷、ガイドのブラッシュアップ研修、環境問題への対応といったことに使用する予定です。 | ||||
番号 | 地域に貢献するツアーを! | 条件 | Check | |
17 | 地域の歴史や文化、生活などについての情報提供を行っています。 | 必須 | ○ | |
松野町の歴史、昔、殿様が滑床の寒さを利用して氷を冷やしていた話、切り出した木を運ぶためのトロッコの跡、炭焼き窯の跡など山での生活や街道としての役割など、歴史や文化の話をツアーの中でしています。 | ||||
18 | 地元資本の観光事業者(食事・宿泊・交通等)の利用を促進しています。 | 必須 | ○ | |
虹の森公園「おさかな館」での体験や飲食、松丸駅ぽっぽ温泉での入浴(割引券あり)などをご案内しています。 | ||||
19 | ツアー中に地場特産品の紹介が行われています。 | ○ | ||
米、桃、茶、梅等の農産物や漬物、ジャム、ワインなど農産物を使った加工品など松野町の歴史や文化をご案内する中であわせてご紹介させていただいております。 | ||||
20 | ツアーの企画・実施にあたって、地域住民の参画があります。 | ○ | ||
地元雇用を促進している森の国ホテル、滑床を愛する会、松野町グリーンツーリズム協会、松野町役場関係者、松野町地域雇用創造促進協議会の方々など、地域住民がガイドとして参画しています。 | ||||
各項目について、その他に取り組んでいることがあれば、記入してください。 番号16について:「滑床の森を守る基金」で、増刷を予定しているガイドマップですが、このガイドマップは、ツアーの特徴である渓谷を五感で楽しむための情報の他に様々な情報を掲載しています。渓谷の自然と歴史、環境問題、山でのマナー、緊急時の対応などを掲載し、参加者の自然や環境問題に対する意識啓発を促すツールとしての役割も兼ねています。 |
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